本日郵便受けを見ると当店開店まもなくからずっとご利用頂いているHさんから郵便が届いていました。
Hさんは芯ホルダーやシャープペンシルなどを中心に集めておられるのですが、最近はFABER-CASTELLのものを中心にコレクションされています。
最近、古い古いA.W.Faber時代のプライスリストと当時の商品イラストが描かれた書籍を入手されたとのこと。
一部画像はすでに見せて頂いていたのですが、今回はかなりの枚数の画像をお送りくださいました。

中を見てみると1800年代後半のものでしょうか、様々な鉛筆などが掲載されています。

画像一番右に描かれているのは消しゴム付き鉛筆でしょうか(品番:5154)。
KOH-I-NOOR/SUDOKU 鉛筆の原型のような感じ。
当時は消しゴムを細くする技術が無かったようで、太めの消しゴムを無理矢理鉛筆に埋め込んでいます。
そのために消しゴム側が非常に太く逆円錐形のような形に。
これはかえって使いにくいのでは?と思ってしまいます。
カタログを見ると$5の表記。
1890年(明治23年)の$1は日本円で当時の1.218円(当時の1円は現在の3000円位?)
と言うことはこの鉛筆の現在の価値は16000円???
そんなわけないよな〜と思いながらも、計算に弱いのであっているのか間違っているのか・・・
明治25年の物価>>

中央に描かれたショートタイプのサンスケ形芯ホルダー(品番:5225)らしきものなんか素敵すぎます。
こちらの価格は$3だそうです

CdAのfixpencil 33のような双頭式芯ホルダー。
欲しすぎます。
中央の太軸5765で価格は$3.75

まるで家具や建材の材質見本のような定規のカタログ。

三角定規にいたってはもはや工芸品のよう。
マホガニーとエボニーを組み合わせたタイプはお値段$6.4〜10.7(大きさで異なります)

インク瓶もレトロな味わい。
追記:Hさんよりメールを頂きましたのでメールより一部抜粋
カタログであるという性格のためか正確な発行年が書いていないようなのですが、最初の方の、工場のイラストがあるページには「1897年」とあり、もう少し後の Testimonials の所も、最後の引用は「1897年」です。これだけ考えると19世紀末のようです。ただし、13ページや17ページに「値段改定」が挿入されているので、1897年より数年後、20世紀に入ってからという可能性も、なきにしもあらずですね。カステル9000番鉛筆が発表されたのが1905年なので、それよりも前ではあると思います。
Hさんありがとうございました